Peach Aviationは2026年3月31日、創業15周年を機にブランドリニューアルを実施すると発表。同日開かれた発表会では、デザインオフィス「nendo」(代表:佐藤オオキ氏)をパートナーに迎え、制作された新しいブランドロゴと航空機の新デザインが公開された。

新ブランドロゴは、従来の円と直線をベースにしたデザインに丸みを加え、文字間隔にゆとりを持たせている。ブランドカラーは、ピーチらしいピンクにベージュやアイボリーを重ね、安心感や信頼感、上質感を表現した穏やかなトーンに変更された。これにより、LCC特有の窮屈なイメージからの脱却を表現している。さらに、ロゴには「葉っぱ」のアイコンが新たに付与され、遊び心や挑戦の姿勢を示している。

新しい機体デザインは、多様なピンクとベージュの円を重ねたランダムなパターンを配置し、旅への高揚感を表現。ブランドの原点である「鮮やかなピンク」は、創業時からの思いとして機体の中央や尾翼に残されている。新デザインを採用した機体(A320neo型機)は2027年春の就航を予定している。


nendoの佐藤氏は、新デザインについて「従来の魅力はそのままに、落ち着きと上質感を備えた『少し大人になったPeach』へとアップデートさせた」と話しています。

大橋一成CEOは、今回のリニューアルについて「これまでの『手軽な旅』という価値はそのままに、さらなる基本品質の向上を追求していくための挑戦」と説明。近年、同社は運賃体系の見直しや予約ステップの大幅短縮、空港での待ち時間削減などに取り組んできたことをアピール。特に課題であった定時性については、2022年度の国内航空会社10社中10位から、2025年9月には単月で国内1位となるなど大幅な改善を見せていると説明。今回の刷新は高級化への路線変更ではなく、LCCとしての低運賃モデルを堅持しつつ、「安かろう悪かろう」という妥協を排するためのアップデートであるとしている。

新ロゴとデザインは、4月1日から公式ウェブサイトおよび公式アプリで運用が開始される。空港施設においては、同日の関西空港第2ターミナル国内線カウンターを皮切りに、4月15日に成田空港、4月下旬に新千歳空港、5月下旬以降に那覇空港など、各就航地のカウンターが順次刷新される。さらに、2026年夏以降には新制服の発表も予定されている。

