JR東日本、訪日外国人向け鉄道パスを全面刷新~ジャパン・レール・パスが券売機で「パスポート・ピッ」で受取可能に!~

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東日本旅客鉄道(JR東日本)は2026年1月28日、訪日外国人旅行者向けの鉄道パス(企画乗車券)の商品体系を大幅に見直すと発表しました。新たな主力商品として、JR東日本全線が利用可能な「JR EAST PASS」を新設するほか、他社との共同設定商品のエリア拡大および価格改定を行います。新商品の利用開始および改定は、2026年3月14日から適用されます。

■背景と目的 今回の見直しは、同社のグループ経営ビジョン「勇翔 2034」に基づくものです。増加するインバウンド需要に対し、首都圏や人気観光地だけでなく、東北や信越などの地方エリアへの流動を拡大させることが目的です。特に東北エリアにおける訪日客の宿泊割合を、現在の約1.5%から5%程度まで引き上げることを目標としています。

■新設される「JR EAST PASS」 これまでエリア別に販売されていた「JR EAST PASS (Tohoku area)」および「JR EAST PASS (Nagano, Niigata area)」は、2026年3月13日をもって販売を終了します。これに代わり、JR東日本全線と一部の私鉄線が利用可能な新しい「JR EAST PASS」が設定されます。 新パスの価格は、有効期間5日間用が35,000円(小人17,500円)、10日間用が50,000円(小人25,000円)です。利用範囲にはJR東日本全線に加え、東京モノレール、青い森鉄道、いわて銀河鉄道、三陸鉄道、北越急行、伊豆急行などが含まれます。

■既存商品のエリア拡大と価格改定 JR北海道やJR西日本と共同で設定している広域パスについても、エリアの拡大と価格の見直しが行われます。

  1. JR East-South Hokkaido Rail Pass JR北海道との共同商品です。従来のエリアに加え、上越新幹線や羽越本線が全線乗車可能となり、新潟エリアへのアクセスが強化されます。これにより、北海道から東北、新潟への広域周遊を促進します。 価格は現行の35,370円から40,000円(6日間有効)に改定されます。
  2. Hokuriku Arch Pass JR西日本との共同商品です。首都圏および中央線、大糸線などがフリーエリアに追加され、甲信越エリアへの周遊性が向上します。 価格は現行の30,000円から35,000円(7日間有効)に改定されます。

■その他の価格改定 エリア変更を行わない商品についても、価格改定が実施されます。主な改定内容は以下の通りです。

  • JR TOKYO Wide Pass(3日間): 15,000円から16,000円へ変更。
  • N’EX TOKYO Round Trip Ticket(14日間): 5,000円から5,200円へ変更。
  • JR Tohoku-South Hokkaido Rail Pass(6日間): 30,640円から32,000円へ変更。
  • SENDAI AREA PASS(1日間): 1,320円から1,420円へ変更。

■ジャパン・レール・パスの引換利便性向上 また、JRグループ全体で提供している「ジャパン・レール・パス(JAPAN RAIL PASS)」の受取方法についても変更が発表されました。2026年4月1日より、専用Webサイト(JAPAN RAIL PASS Reservation)で予約したパスについて、パスポートリーダー付きの指定席券売機での引換が可能になります。 これまでは窓口でパスポートと入国認証を確認する必要がありましたが、今後は対象の券売機にて、パスポートの写真ページと短期滞在シールを読み取ることで自動発券が可能となり、窓口の混雑緩和と利便性向上が期待されます。

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