スター・ウォーズの特別塗装機「BB-8 ANA JET」最終運行日

2022年3月31日、ANAが運航するスター・ウォーズの特別塗装機「BB-8 ANA JET」が退役します。
BB-8 ANA JETの最終フライトということで、ANAが保有するほかの2機のスター・ウォーズの特別塗装機「R2-D2 ANA JET」と「C-3PO ANA JET」の3機を並べてお披露目しました。

BB-8 ANA JEは、映画に登場するドロイドキャラクター「BB-8」をモチーフにペイントした機体。ボーイング777-300ERがベースの国際線機材です。

最終日となった3月31日は、国内線のフライトに投入。当初は羽田と那覇の往復と、羽田と札幌の往復の4便が予定されていました。
残念ながら、ランディングギア・ドアシステムの表示系統に不具合があり、機材を変更。
NH1413便の羽田から新千歳、そしてその折り返し便、NH1414便の新千歳から羽田の2便のみの運航になりました。

BB-8 ANA JETは2016年6月に就航し、国際線初便は羽田からのロサンゼルス行き。その後は国際線をメインに6年間運航していました。

退役後は塗装を戻し、売却される予定とのことです。

「R2-D2 ANA JET」は、R2-D2をモチーフにデザインされた機体。スター・ウォーズの特別塗装機としては2015年10月に最初に投入されました。ベースの機体はボーイング787-9です。こちらも国際線仕様で、現在はヒューストンやブリュッセルといった欧米への路線に使われています。

「C-3PO ANA JET」はC-3POをモチーフにデザインされた機体。2017年3月に運航を開始残念ながら今回は近づいての撮影はできませんでしたが、C3-POらしいゴールドに近い黄色でペイントされた機体は目立ちますね。

C-3PO ANA JETのベースの機体はボーイング777-200。国内線向けの仕様ですが、海外での発火事故により、国交省がPW社製エンジンを積んだ777型機の運航停止を命じているため、現在は改修中で運航していません。

BB-8 ANA JETで運航されたNH1413便は、定刻の16時40分より1時間ほど遅れた17時56分に出発。ベースとなった777-300ER(JA789A)の総飛行回数は5180回。総飛行時間は約5万4424時間とANAから発表されています。

BB-8 ANA JETはこの日で運航最後となりましたが、残り2機はまだ現役として運航される予定です。チャンスがあれば乗りたいですね。

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海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けています。

旅人ITライターさとるとして、YouTubeでも活動しています。

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